尿酸値が高いと言われたら ~激痛!痛風を予防する~

激痛のピークは24時間後 足の親指の付け根が死ぬほど痛い!尿酸値が高く、関節の一ヶ所が腫れて激しく痛むなら、それは痛風かもしれません。歩けないほど痛みますが、その痛風発作自体で死ぬことはありません。

発作24時間後が痛みのピークで、3~7日程経過すればウソのように痛みが引いて歩けるようになります。

なんでそんなに痛いの? 尿酸は血液中に溶け込んでいます。しかし量が増えると、溶けきらない過剰な尿酸が結晶化して関節にたまります。運動などをきっかけに尿酸塩結晶の一部が関節液中に剥がれ落ちると、それを敵とみなして白血球が集まってきます。白血球が攻撃を始めた時、炎症を起こす物質が出ます。これが痛みの原因です。

痛風発作が治まって痛みが引いても、関節に尿酸塩結晶がある限り再発する恐れがあります。

生活習慣の改善が最も大切な痛風予防法です 

*食べ過ぎに注意・・摂取カロリーを抑えて肥満を解消するだけで尿酸値は下がります。プリン体摂取には要注意です。

*お酒は適量に・・アルコール自体に尿酸値をあげる作用があります。プリン体カット酒だかといって飲みすぎは禁物。

*水を2ℓ以上飲む・・排尿によって尿酸を排泄するため、水やお茶を2ℓ以上飲みましょう。清涼飲料水はNGです。

*ストレス解消を・・ストレスは尿酸値を上昇させる危険因子です。自分にあったストレス解消方法をみつけましょう。

*適度な運動を・・無酸素運動は尿酸値上昇の原因になり得ます。話しながら出来るような有酸素運動を心がけましょう。