ビタミンB12は魚貝類や牛・豚・鶏の肝臓(レバー)に多く含まれており、野菜にはほとんど含まれていません。そのため菜食主義者はビタミンB12が不足しやすくなりますが、通常の食事をしている場合は不足することはほとんどありません。
ビタミンB12は神経細胞などの細胞膜の合成に関わっており、不足すると記憶などの情報伝達に問題が生じることがあります。これが認知症の原因となる場合もあるのです。
他にもビタミンB1や葉酸不足も認知症の原因となることがあるので、普段の食生活において、肉・魚・野菜をバランスよく食べることは、とても重要です。
認知症の予防には、規則正しい生活と適度な運動が大切です。難しく考えすぎず、「早寝早起」に「偏りのない食事」と「1日3000~5000歩」を基本に、自分に無理のない範囲で取り組んでください。日常生活から気軽に認知症予防を実践していきましょう!
しかし胃に何らかの障害があったり、胃の消化力が弱くなっていたりすると、栄養素の吸収が妨げられることもあるので、胃の不調を感じた場合は「暑いから」とか「高齢だから」などと安易に考えず、医師にご相談ください。 小さな豆知識44
ビタミンB12欠乏症 ~認知症の原因になる??~