2011年6月1日『マイタウン麻生』に掲載されました

脂には食事と運動療法

この記事が出る頃、早ければ健診の結果を手にしている方もいらっしゃるでしょう。そこで脂質異常を指摘された方は結果をよくご覧になって下さい。一般に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールが高く、善玉といわれるHDLコレステロールが低い方は要注意です。
特にLDLをHDLで割った値が2.5を超えている方は急速に動脈硬化が進み脳梗塞や心筋梗塞の発生率が高くなります。
さらに中性脂肪が高いと超悪玉コレステロールが増加してしまいます。
これらを下げるには総カロリーを下げて食品構成も検討する必要があります。運動ではLDLは下がりにくいのです。一方HDLコレステロールを上昇させるには運動が最適です。一日30分程度のウォーキングでも効果はあります。
ただしあまりにもデーターが悪い場合は一時的でも投薬の必要があるので診察を受けるようにして下さい。