肝炎検査と肝炎ワクチン

 肝炎ウイルスの検査を受けたことのない方(川崎市民)を対象に、無料での検査を実施しています。

肝炎の検査を受けたことない方は、この機会に是非検査することをおすすめいたします。

検査対象はB型肝炎C型肝炎で、特に平成4年より前に輸血を受けた人、広範囲な外科処置を行った人、妊娠・分娩時に多量の出血をして人、長期の透析を受けた人、ボディピアス入れ墨を施したことのある人、肝炎ウイルス感染者及び可能性のある人との性交渉がある人、健診等で肝機能異常を指摘されたがその後肝炎検査をしていない人は特にすすんで検査を受けましょう。

検査は血液検査で、採血後一週間程度で結果が分かります。肝炎の初期症状として倦怠感や頭痛、発熱がありますが、これらは風邪の症状とも同様で肝炎だと自覚するのは困難です。肝炎は他に特徴的な初期症状がほとんどなく、肝臓は沈黙の臓器とも言われ、自覚症状がでたときには手遅れであることさえあるのです。だからこそ検査が重要なのです!

 B型肝炎は体液での感染が可能であり、ワクチンも存在していることから今後グローバルな活動領域が考えられる日本人にとって免疫の獲得は必要かともおもわれます。

 最近では乳幼児へのB型肝炎ワクチンの接種が奨励されるようになりました。これは血液や体液以外にも唾液、涙、汗、鼻水、尿にもウイルスが存在するため、幼稚園や保育園での集団生活や、部活動などでの感染報告があるからです。私たちの皮膚には見えない傷があって、そこから感染すると考えられます。

 肝炎は感染しても自覚症状に乏しいため、気づいた時には肝炎→肝硬変→肝がんと進行していることもありえるので、老若男女問わず積極的に検査を受け、特に若い世代には今後のグローバル活動の為にも、予防接種を是非考慮して欲しいと考えます。

 ワクチンによる予防と、検査による早期発見・早期治療の二本立てが何よりも重要で、有効です。沈黙の臓器と呼ばれるほど我慢強い肝臓の健康のために、この機会を逃さず検査と予防接種をご検討ください。